お題箱より 催眠実験~柴咲彩佳~
この日、学園一の才女「柴咲彩佳」は一人の男子生徒から告白されていた。その男の名前は「吉岡建助」素行も性格も成績も悪く、彩佳とは違った意味での有名人だ。「あんたみたいなクズが私を呼び出すなんてどういうつもり?」「あぁ、まさか告白でもする気?だったら答えはNOよ」「いやいや告白じゃないよ」「今日はお前にわからせるために呼んだんだ」「はぁ?」「ま、すぐわかるよ。ほら、まずはスカートをたくし上げて見せろ。絶対命令だ」「何言ってるの!そんなことするわけが……えっ!?」彩佳は自分の意思に反して勝手にスカートをたくし上げてしまったことに驚愕する。「お!ちゃんとちゃんと暗示通りノーパンにもなってるな♪」「なかなか綺麗じゃん」「これはどういうこと!?」「催眠だよ。お前さ、俺がなんで学園辞めさせられないか不思議に思ったことない?」「この力でやりたい放題してんの」「お前は俺に危害を加えられないし、俺の命令には逆らえないってわけ」「そんなことできるわけない!」「か、仮にやれたとしても許されないわよ!?」スカートをたくしあげながら激昂する姿は怖さはゼロで滑稽さと卑猥さだけしか感じない。「許されてるよ。現に誰も俺のことを裁こうとしないでしょ」「お前もそう。俺を裁くなんてできない。俺を裁くことを、俺が許してないから♪」「なっ……!?」ここで建助は、恐怖の宣告する。今から彩佳を、建助にデレデレでとにかく甘やかしてなんでもしてくれる彼女にしてしまうというのだ。「そんなの嫌よ!絶対嫌!」「あー大丈夫。表面上だけで、心はそのままだから」「ど、どういうこと!?」「そのままの意味。心はそのままで表面上彼女でいたら、多分そのうち心も俺の彼女になると思ってさ」「実験だよジッケン。さぁて、心がどれくらいで堕ちるか楽しみだな♪」「表面上どうされても、私の心は変わらないわ!」「それはどうかなー。フフ、ハハ、まぁしばらくしてのお楽しみってね」建助が手を叩くと、その瞬間から変化が現れる。「……建助くぅん」「プッ!」柴咲彩佳は設定されたデレ甘彼女に変化する。しかし彼女の心は間違いなく正常で、自分の状況をしっかり理解しているのだ。だが、その事実を知っているのは建助だけ。事実を知らない周囲からすれば、彩佳の変化は本物なのだ。「じゃあ、ここで今からセックスしよっか♪」「シート持ってきたんだ」「するセックスするっ」―――――-1か月後「遅くなってごめなさぃ」学園一の才女だった柴咲彩佳は、今や吉岡建助に好き放題呼び出される都合の良い彼女として、周囲からも認識されている関係になっていた。「お待たせ保健室の鍵、盗んできたわよ」「ありがとう。今日は一ヶ月記念に一度正気に戻してみようと思ってね。鍵をかけられる部屋でしたかったんだ」「よくわかんないけど、私はなんでも従うわ」「フフ、とりあえず保健室入ろうか」「じゃ、仕上がり具合を確認しようかな」そう言って建助は両手を広げ、パンッと手を叩いた。「……?」催眠暗示は解除されたはずだが、表情に変化がない。数秒経って、結果を確信した建助はニヤリと笑った。「オマンコするために呼んだんでしょぉ?早くしてぇ」「抱いてぇ」デレ甘彼女として正気のまま一ヶ月続けられた彼女は、恐らくどこかで壊れるか耐えられなくなったかしたたのだろう。催眠で作られた表面上の自分を受け入れてしまったのだ。だから催眠を解除しても変化がなかったのだ。建助を本当に愛する都合の良い女になっていたのだ。建助はセックスしながら、今度は別の女でもう少し短くしてどこまでなら壊れないのか試してみようと思うのだった。
[紹介元] 催眠!ピカッとハウス お題箱より 催眠実験~柴咲彩佳~