傀儡AV嬢、直江咲
『笑顔で。ハイチーズ』「……」撮影された彼女は淫乱でも変態でもない。心は泣いているし、悲鳴をあげている。しかしそれを表に出さない。いや出せないのだ。彼女はAV女優になる。心を縛られ操られた傀儡として、NG無しで企画物で使い擦られ、価値が無くなれば捨てられる。そんな彼女の名前は直江咲。直江大和の母親であり、撮影している男に「夫から差し出された」哀れな人妻だ。「まずはお母さんのデビューが決まって良かったね、直江くん♪」「はい……」大和も正気のまま協力させられている。直江家は家族全員が既に操られて傀儡と化している。パンパンッ本番シーンの撮影役をやらされる大和。母親のセックスシーンを見せつけられて、胸が張り裂けそうだが、その心情が表面に出ることはない。一通りの撮影が終わった事後、大和は後始末をさせられる。「俺ちょっと出かけてくるから、片付けと映像編集よろ~」「はい……」「直江くんはセンスあるから最近売れ行き良くて大助かりだよ。あ、ちゃんとバイト代は払うから安心してね」「1作ごとに500円だけど……プフッ!」直江咲は息子の編集で作られた個人製作AVを次々を売り出し、企業が出しているAVの単体女優に引けを取らないほど人気を博したのだった。
[紹介元] 催眠!ピカッとハウス 傀儡AV嬢、直江咲