お題箱より 火鉢の催眠デート
「暗示はこれでよし、と」「あとは目を覚まさせれば……♪」パンッ「うっ……?」「やぁ火鉢ちゃん」「な、なんですか」「今度の土曜、デートしようよ」「で、デートですか」「そう。日曜の朝まで通して♪」火鉢は催眠をかけられ、嫌悪していた男への感情はそのままに、絶対に逆らってはいけない人だと思い込ませられていた。どんなに辛くても、どんなに酷いことでも、男の言うことには従い、耐えなければいけないと強く思い込んでいる。「デートしてくれるよね?」「はい……」「じゃあ、コレも着けてきてね」「うぅ……はい……わかりました……」日曜日私服デートに来た火鉢は、待ち合わせより早くついていた。「んっ……!」立っているだけの火鉢がが、時折目を瞑ってモジモジする。それには理由があった。「ッ♥」火鉢はローター装着していたのだ。『コレも着けて』と渡されたもので、彼女は馬鹿正直にスイッチをオンにしていたのだ。時間になり、男がやってくる。「お、その様子じゃちゃんと動かしてるな?「え、えぇ……」「じゃあデートしようか。金持ってないから、支払いは宜しく」「はい……」最初に来たのはアパレルショップだ。若い子向けの店で、ゴス口リなども扱っているブランドだ。なぜこういう店に来たのか、火鉢にはなんとなく察しがついた。「これとこれがいいかな」「じゃ、試着しよっか。ついでに、ローター確認といきますか」「はい……」(やっぱり……)服よりもローターの確認が目的。その予想は的中してしまう。試着室で着替えながらのローター確認は、さすがに火鉢も危機感から早く切り上げようとする。「も、もうスカート履いていいですよね」「いま脱いだばかりじゃん。バレやしないし、仮に見つかっても大丈夫だから」「うぅ……わ、わかりました……」結局5分以上も下半身裸のままでいさせられた火鉢は、不安と緊張でローターの快感など吹き飛んでしまっていた。なんとか試着室を乗り越えた後は、そこで買ったエロメイド服でデートを続ける。だが男も性欲を我慢できなくなり、ホテルへ向かうことにした。デートという名目には、当然セックスも含まれるのだ。「今日は寝かせないぞ」「あ、ああっ~~~」その日、日が暮れる前からホテルに入った二人はヤリ続け、終わった時には沈んだ日がまた昇っていた。
[紹介元] 催眠!ピカッとハウス お題箱より 火鉢の催眠デート