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セーラームーンLOSE of SEED R〔2〕油断の種

セーラームーンLOSE of SEED R〔2〕油断の種
『こちら新宿区、ドーモ学園コクーソタワー前では、セーラーウラヌスとセーラージュピターの戦いが始まっています!』『しかし最初の一撃をお互いに放った直後!セーラージュピターの姿が消えてしまいました!!』「……」(気配が消えた……どこから来る……?)シーンと静寂し緊迫した空気の中、ウラヌスは集中していた。「おらあああ!」「!?」頭上からのかかと落としでジュピターが奇襲をしかけてきた。「ハッ!」しかし集中していたウラヌスは一瞬早く奇襲を察知し、咄嗟の蹴りでこれを撃退した。「ぐはっ!」カウンターで蹴りが直撃したジュピターは十数メートルも吹っ飛んだ。「クソがぁ……!」大きなダメージは無かったものの、返り討ちにされた結果にジュピターは露骨に苛立っていた。「そんな汚い真似しかできなくなったのか?」「なんだとぉ!?て、てめぇ……ぶっ殺してやる!」(やはり明らかに性格が違う……何かされたのは間違いなさそうだ)ジュピターの性格がすっかり変わっていることから、洗脳のようなことを施されたのだとウラヌスは確信した。どうにかして救えないかという気持ちも芽生えたが、そんな余裕をジュピターは与えてくれなかった。「澄ましてんじゃないよ!」「これなら……どうだい!」「……!!」ジュピターの大技攻撃を察知したウラヌスはここでも咄嗟の判断で必殺技を繰り出し応戦した。「ワールド・シェイキング!!」大技同士のぶつかり合いとなったが、単純な破壊力ではセーラー戦士でも随一の火力を誇るウラヌスに軍配が上がり、先打ちしたジュピターがダメージを受けることとなってしまう。打ち負けたジュピターは吹っ飛ばされ、再び屈辱的な姿を晒してしまう。「はぁはぁ……」「くそ……くそぉ……」「……ちくしょおおおおお!」「フッ……」悠然と勝ち誇るウラヌス。しかし何かおかしいとも感じていた。(セーラージュピターの攻撃……以前より明らかに威力が落ちている)(どういうことだ?洗脳されていては力が発揮できないとでもいうのか……)ジュピターを殺さず救うためには、彼女の状態を良く理解しておく必要がある。もし弱体化しているのなら、極端な大技を直撃させると死んでしまうからだ。しかし、その数秒にも満たない思考で生まれた「隙」がウラヌスに災いしてしまう。「うあ!?」突如地面から出現した触手に拘束されてしまったのだ。「こ、これは一体!?」複数の触手に巻き付かれ、空中に持ち上げられてしまったウラヌスは取り乱した。そんな彼女をジュピターが見上げ、口を開く。「ざ、残念だったね……!」「私はバモガン様によって、触手生物の使役能力を手にしたのさ」「なんだって!?」「触手を呼び出している間はパワーが落ちるけど……身動きできないだろう?」触手の力は強力でウラヌスの全力を持ってもまるでびくともしない。にもかかわらず蛸のような柔軟性を持った触手はその先端をウラヌスの口にや性器にも所かまわず侵入した。「クッ!?ウボッ!?」「がぼっ!んんんっ!?」口に突っ込まれた触手の先端から、謎の液体が注がれはじめる。それが喉元を過ぎた途端、体から力が急激に抜けはじめ、セーラー戦士の衣装を維持するのも難しくなってしまう。「ふ、ふふ……ざまぁないね……!」「セーラー戦士も、こうなっちまえば終わりさ」ウラヌスの無力化を確認したジュピターは、ダメージを負った体とコスチュームも回復に努めた。「はぁはぁ……とはいえこっちもだいぶ消耗しちゃったね。思わぬダメージだったよ」「クソが……服の再生が追い付かない……はぁはぁ……!」「ちっ…バモガン様から授かった治癒の力が無かったら、負けてたかもしれないね」「でもね、まだ種を植え付ける力は残ってるんだよ」「うぐぼっ!」ウラヌスの口に突っ込まれた触手の先から、微小の「種」が射出され、それはまるで意思を持つかのように体の奥へと侵入していった。「いくらボロボロにされようが、種はちゃんと植え付けさせてもらうよ」「全てはバモガン様の為に……!」種と共に触手からはジュピターの愛液をベースにした液体が注がれ、それは種を成長させる栄養剤だった。本来は長く時間をかけて体内のエネルギーを吸収し成長する種が、この栄養剤で急速に成長し、わずか数分で発芽に至ってしまう。それはつまり、一瞬にも等しいわずかな時間でセーラー戦士を作り変えることができることを意味していた。「ん?発芽したはずなのに目が覚めないね」「発芽が早すぎて体が馴染まないのか……?」「ま、でも大丈夫さ。セーラー戦士の体は頑丈だからね、時期に馴染む。目覚めたらあんたも私たちと同じになれるからね♥」こうして新宿区の戦いは悪の戦士セーラージュピターの勝利に終わった。『なんということでしょう!優勢にみえたセーラーウラヌスでしたが、一瞬の隙を突かれ敗北してしまいました!』このウラヌスの敗北と悪の勝利は、中継を見ている国民を大きく不安にさせたのだった。つづく
[紹介元] 催眠!ピカッとハウス セーラームーンLOSE of SEED R〔2〕油断の種