ポケマン・マイスター カントー編 4章
タマムシシティに向かう途中の公園で、セイジはアマボールを両手に持っていた。人気が少ない公園だったが、容姿の良い女がいたので、ボールの性能が上がったことを確かめるために投げてゲットしたのだ。さっそくボールから出して、変化を確かめる。「自分の名前と一緒に答えろ。お前達は俺のなんだ?」最初に口を開いたのは褐色肌の女だ。「うぅ……リアンです……私は、あなたにゲットされたポケマンです……」銀髪の女もそれに続く。「私は……サクラコといいます。同じく、あなたのポケマンです」「うんうん、ちゃんとポケマンって自覚はあるみたいだな」「で、ポケマンになった気分は?」「最悪です!私、頑張っていつか政治家になって世の中を良くしようと思っていたのに、ポケマンになったら全部パーです!」「私は悲しいです……もうすぐ結婚する予定でしたから……」「あー、それは悪かったなw」「まぁ俺にゲットされたからには諦めてくれ」「……わかってます。ポケマンですから」「はい……諦めてポケマンとして生きていきます……」そこまでで話を切り上げたセイジは、とりあえず性欲のままに二人を犯すことにした。元々人気のない公園にいた数少ない人間をゲットしたので、物陰ですれば邪魔は入りそうにない。「エリカとメイは見張りな。お前らにもボール渡しておくから、良さそうな女がいたらゲットしておいて」「かしこまりました」「はーい」「いやぁ……あああっ……!」「ぐすっ……うわああんっ」悲鳴や泣き声を聞きながら見張りをする二人は、うらやましがって気が気でないエリカと、獲物が来るかもしれないと眼中にないメイとで反応が別れた。すると、遠くから二人の美人が歩いて来た。「なんで俺がこんな格好を……」「文句ばっか言ってるんじゃないよ!」「あそこは女しか入れないんだから、アンタも女にならないと入り込めないでしょ!」何か会話しているようだが、エリカ達には聞き取れない。段々と距離が近づいてきたところで、エリカがフワッとボールを二つ投げる。手を離れるとすぐにボールは急加速し、一直線に飛んでいく。ポンッ ポンッ 「きゃあ!?」「うわあっ!?」飛んで行ったボールはそのまま対象となった二人に直撃する。だが、二人は驚きこそすれ痛みは感じなかった。仮に痛くとも感じる間もなくボールに吸い込まれてしまう。そしてボールは地面にボトンッと落ち、少しの間フラフラと揺れる。中身が人間というだけでポケモンを捕まえる時となんら変わらない動作だ。動きが止まればゲット完了というのも、モンスターボールと同じだ。それを確認して、エリカが拾いに来る。二つのボールを手に取り、微笑む。「なんとたわいもない……フフ、これは素晴らしいボールですね」「こんなボールで私もゲットしていただいたのですね……」二人がボールを持ち帰ると、ちょうどセックスが終わったところだった。お疲れ様でしたと言ってボールを渡すそうとすると、セイジは受け取らずエリカに持たせた。「ちょっとヤリ疲れたから、その二つは宿で開ける。お楽しみってやつだ」「この二つと合わせて、四つ無くさないようにもっとけ」「かしこまりました」「二人共すっごく可愛いですよ」セイジが身なりを整えてこの場から移動しようとすると、図鑑がビービーと鳴る。「ん?どうした」あけると、祖父が画面に映っていた。あらかじめ録画された伝言のようだ。「セイジ、ゲット数が5を超えたからポケマンカスタマイザーの性能がUPしたぞ」「お!マジか」祖父はメッセージでカスタマイザーの性能がUPし、肉体改造可能なったこと。それは性別の変更や、ある程度の整形、胸の巨大化、再処女化といった内容だった。「――以上じゃ。最後に、現在のボール飛距離は33メートルじゃ」「これからも頑張ってゲットに励め。さらばじゃ!」「相変わらずのじいちゃんだな。けどそっか……ボールの飛距離もかなり伸びてきたんだな」カスタマイザーで出来ることが増え、胸を高鳴らせながらセイジはタマムシシティへと向かった。タマムシに着いたら暗くなっていたので、エリカの家に泊まることに。さっそくでゲットした4人を出すが、一人は男だと発覚する。「すいません御主人様。てっきり女性だとばかり……」「いやまぁ……うん。これはわかんないわ」「ムサシだっけ?ムラサキの方も男っぽい名前だけど女なんだよな?」「私は女です……」「そ、そっか」戸惑っているセイジに対し、メイが思いついたことを言う。「そういえば、ポケマンカスタマイザーで肉体改造できるって言ってましたよね。だったら……女にしちゃえばいいじゃないですか?」「え?うーん確かに……実際、見た目は女にしか見えないしな」「そういうのもありか……うん。ちょっとやってみるか!」あれよあれよと女に改造されることが決まってしまったコジローは、自分に何をされるのかわけもわからないままボールに戻され、装置にセットされてしまう。アマボールをセットし、女体化改造を施す。装置からのアナウンスによれば、1時間くらいで女体化できるようだ。「これでいいかな。じゃ、待ってる間にセックスするか♪」「ムサシ、お前とヤるから裸になれ」「うぅ……わかり……ました……」待っている間、他のポケマン達はボールに戻され、ムサシと二人っきりでのセックスとなった。見るからに強気な女だが、逆らえずセックスを受け入れるムサシはむしろ愛らしくさえ思えた。ムサシとセックス後、装置の改造は終了していた。「お!改造が終わってるな」「ちょっと出してみるか」「可愛い女になってるといいんだけど……」不安も少しありつつ、ボールからコジローを出す。「うお!すげー!マジで女になってんじゃん!!」「うぅ……」「コジロー……」胸は膨らみ、チンポが消えて明らかの女性のそれとわかるオマンコが付いている。さっきまで男だった人間がわずかな時間で女に生まれ変わったのだ。それはセイジのテンションを上げると共に、コジロー本人とムサシを絶望させる事象だった。「さっそくセックスするとして、その前にポケマン図鑑見てみるか」「おぉ、ちゃんと女になったって書いてある!」「仕組みが謎過ぎるけど、すげぇな……」「ってなに、お前ロケット団だったのかよ!」「はい……」「え?じゃあもしかしてムサシもか?」「そうです。……二人で一緒に行動していました」「ハハ、そりゃあ災難だったな」「悪のロケット団員をゲットして女に改造するって、俺の方がよっぽどワルだなハハハ」「うぅ……」そこでふと、セイジが思いつく。自分が人間を捕獲して奴隷化しているという悪で、今後もどんどん人数が増えていくなら、自分と自分の奴隷であるポケマンを総称する固有名詞があった方がいい。そしてその名称は……「セイジ結社!普通に聞くと政治結社だけど、実際は俺の名前を使ったセイジ結社……うん、いいじゃん」「我ながら言い感じの名前できたな」セイジが自画自賛する姿を、ムサシとコジローは絶望の表情で見ていた。つづく
[紹介元] 催眠!ピカッとハウス ポケマン・マイスター カントー編 4章