セリュー・ユビキタスの休日~街外れの人気店は危険なお店~
「ふぅ……良い湯だったな」イェーガーズの隊員、セリュー・ユビキタスの日常。生傷の耐えない帝国警察の仕事において、風呂は数少ない癒しの時間だ。この日、風呂上りに考えたのは翌日の休暇をどうするかだった。(明日は休みだし、街に出来た噂のお店に行ってみようかな)「ここですね」帝都の外れにある店に着くと、扉を開けて入店する。「へー、確かに品揃えは豊富そうですね」少し店内を見渡していると、ある瞬間にセリューに変化が起きた。「……」フッと電源が落ちたように、意識が飛んでしまったのだ。「……あれ?」ハッとなり意識が戻った時にはもう夕方で、なぜか店の外にいた。スカートが短くなっているし、待ち行く人の視線も感じる。だがセリューはそれらを気にしないで帰宅することにした。「なんか変だけど……ま、どうでもいいですね」その夜の風呂上り、鏡の前で自分の体を見ると違和感を覚える。「なんだろう……いつもと同じなのに、全然違うような気が……」「乳首ピアスも入っているし、太ももにもしっかりタトゥーがあるし……うん、いつも通り……」「はぁ……少し疲れてるのかな」セリューが自分の置かれた状況に気付くことは無かった。
[紹介元] 催眠!ピカッとハウス セリュー・ユビキタスの休日~街外れの人気店は危険なお店~