《幸せ寝取られ家族シリーズ》　ソレを夫婦が望むナラ～ネトラレの囁き～

ソレを夫婦が望むナラ〜ネトラレの囁き〜１８時００分「すいません、お待たせしました」「ちょうど俺も今来たところだよ」「失礼します」カウンターにいた七瀬係長の隣に座って、まずは注文をする。「生ビール二つ下さい。あと、唐揚げとポテサラに、冷やしトマト」この３つを頼んでおけば間違いない。七瀬係長のお気に入りさえ押さえておけば、あとは適当に流れで頼んでいけばいいんだ。「かんぱーい♪」「乾杯です♪」「ごくごく……ふぅ」仕事終わりにビールを飲むのは最高。ちょっとおっさんっぽいけど、やっぱり自分もサラリーマンだからそうなっちゃうんだね。最初の一杯をお互いすぐ空けて、二杯目を頼む。それが来たところで、七瀬係長が海外ドラマの話をしてきた。「ウォーキングデッドみた？」「見ました。リックがまさかシェーンに寝取られるなんて、ちょっと驚いちゃいましたよ」「あー、完全に托卵されてたもんな」この時、七瀬係長が一瞬ニヤリとしたような気がした。「寝取られと言えばさ、そういうのって流行りらしいな」「流行りですか？」「そう。世の中にはさ、奥さん寝取られて興奮する奴も結構いるらしいよ」「実際、日本のＡＶの一大人気ジャンルは寝取られなんだってさ」「えー、そうなんですか……」正直意外。自分が寝取られたら絶対立ち直れないし……。「ハハ、佐倉くんもそういう性癖に気付いてないだけで素質あるかもしれないぞ？」「そうだ、佐倉くんの奥さんを俺に貸してヤラせろよ。それでオナれば、きっと性欲が発散できるさ」「もー、冗談キツイですよｗ」この人、少しエロに貪欲というか、そういう冗談が多いんだよね。僕も下ネタ嫌いじゃないけど、自分の奥さん貸せって言われるとちょっとね。けど何だろう……この感覚。何かムズムズするものを感じていると、七瀬係長がスマホで動画を見せてきた。「ほら、これ見てみなよ」「……！」それはエロ動画で、初めて見る寝取られモノだった。「セックスで発散するのが違う気がしてるんだろ？オナニーの方がぜったい良いって」「寝取られるところをイメージしてシコるんだよ。最高だぞ？」ドクンッ「……！」「ま、またまたぁ」ここでは適当に誤魔化したけど、内心凄く魅力的に思えてしまっていた。愛する奥さん……風花が寝取られるところを想像してオナニーすることが、凄く魅力的に……。―――――－「ふー、飲んだ飲んだ」「ごちそうさまでした♪」楽しく飲めて、僕もほろ酔い。七瀬係長と飲み会をしてもそんなに深酒にならないから、いつも助かってる。「じゃあ今日はこれで帰るか」「はい。僕はあっちなんで、これで失礼します」「あ、ちょっと待った」帰り際、七瀬係長が僕の耳元で囁いた。「今日は奥さんを俺に寝取られるところを想像してセックスしてみたら？アドバイスだぜ、これ」「も、もー、まだ言ってるんですか」「アハハ、まー考えといてよ」「それじゃあお疲れ様」「お疲れ様です」こうして僕は家に帰った。その途中、ずっと頭からある考えが離れずに……。―――――－