魔法少女リリカルなのはTB / STAGE-29 殺せない相手と壊してはいけないモノ
魔法少女リリカルなのはTB / STAGE-29 殺せない相手と壊してはいけないモノ「クッ!」「いやー、凄い凄い。4対2なのによくやるよほんと」「ボクの触手にもよく対応してる」「御主人様!油断せんといてください。この二人が、実質的な時空管理局のトップ2です」「そりゃあそうだろうけど、はやてが守ってくれるんでしょ?」「!はいっもちろんですっわたしが守りますっ」「はやて……!」「よそ見するんじゃねー!」「はぁっ!」「うおっ!?」変則的な2対4の戦い。動揺しているなのはとフェイトが実力を100%出せないのはもちろん、はやてを殺すわけには行かないし、厄介すぎる触手の相手も大変で防戦一方となる。だが、ニナヒはまだ手を抜いて戦いを楽しんでいることもあり、やりようはある。(こうなったら一本でも破壊して、その上で退却する!)(私がスキをつくるから!)フェイトが目線で想いを伝え、それを汲み取ったなのはが仕掛けて退却のきっかけを作ろうとする。四人全員に対していっぺんに攻撃することで、全員の動きを誘導し、その隙を突いてフェイトが大技でニナヒに一撃を食らわせるという連系は阿吽の呼吸によって成功した。「ジェットザンバー!!」「うわっ!?」よろけ際を狙った魔力の斬撃が、身を守ろうとして間に入った触手を破壊する。「やった!」「フフ、あーあ……やっちゃったね」この隙に脱出する。二人が背を向けて飛び立とうとしたその瞬間、フェイトの体が発光する。「!?」体が黄色い光に包まれ、空間がぐにゃりと歪んだかと思うと、フェイトの体は球体となってニナヒに吸い込まれ、そのまま直前に切断された触手に吸収・融合してしまう。「ど、どういうこと!?」「こういうことだよ♪」ニナヒは下卑た笑みを浮かべると、フェイトが融合した触手を操り、なのはへ向けるのだった。つづく
[紹介元] 催眠!ピカッとハウス 魔法少女リリカルなのはTB / STAGE-29 殺せない相手と壊してはいけないモノ